教育豆知識

《代表コラム81》スポーツの歴史~サッカー編~

前回のコラムより《スポーツの歴史》についてお伝えしています。
今回は子どもたちが大好きなサッカーの歴史をみていきましょう。

現代のフットボール、サッカーはアソシエーション・フットボール(ア式蹴球)とも呼ばれており
歴史をたどると中世のイギリスまで遡るようです。
今のようなサッカーというルールになるのにはかなりの時間を要しますが
”球体を蹴ってゴールに入れる”という遊びは様々な地域で楽しまれていたようです。
当時は細かいルールもなく、手を使うことや激しいタックルも日常茶飯事だったようですが
少しずつ知恵を出し合い、ルールを工夫していくことで
《手でボールを保持して走るのはラグビー》というように
ルールの変化によってスポーツの名称を分けるようになりました。

そのためフットボールといっても
”ラグビー・フットボール”や”アメリカン・フットボール”などが存在し
それぞれの国によってフットボールと聞いて連想されるスポーツが違うようです。

国によってルールや形式が違ったフットボール(サッカー)も
イギリスのパブリックスクールで
「群集」によるフットボールから、「整理されたチームスポーツ」に変化したとされています。

こうした歴史を見てみると、初めは遊びや単なる競争から生まれたものが
少しずつルールが整備され、立派なスポーツになっていったことがわかります。
そしてこうしたルールは《人々が一定の安全を確保した上で楽しむため》にあることがわかります。
例えば、サッカーの試合中に手を使ってしまったら反則となり相手ボールになってしまいます。
だから手を使わずにどうやってゴールまで運ぶかを考えるんですね。
そこに面白さや楽しさがあるからこそ、子どもたちのもルールを守る大切さを伝えてあげようと想います。

サッカーに限らず、子どもたちとスポーツに取り組む際には
正しいルールを確認して、その上でお互いで工夫することで楽しみが倍増しそうですね!

代表 伊藤一哉