教育豆知識

《代表コラム93》子どもたちの苦手克服のために~肥満解消~

前回のコラムより《子どもたちの苦手克服》をテーマに皆様と学んでいますね。
まずは”苦手な種目をつくらない、増やさない”ために大切なことがあります。
それは子どもたちの《健康管理》です。
睡眠を十分にとっているか、適切な栄養を摂っているか。
そういった土台が整ったうえで、運動を十分に行えているかといった視点が必要になります。

中でも肥満気味の子どもたちはとりわけ運動を苦手になる可能性が高いと感じます。
通常よりも身体が重いということは、”体の操作にも支障が出てきます”。
●上手く動くことができない
●早く動くことができない
だから運動は嫌いだ!となってしまう可能性があるのです。

そんな子どもたちの予防・改善には環境設定が非常に重要です。
まずは、子どもたちに《運動がいいことである、素晴らしいことである》ということを伝えましょう。
《子どもは欲望に素直》です。自分がしたいことをします。
これは、大人になり我慢を覚えるまでの過程であり、子どものときだけの特権です。
とくに病気以外で太っている子は、《食べるという欲望に素直》だから太るのです。
この欲望の強さを利用しない手はありません。
運動することを欲望に一つに入れてあげましょう!

そして、極力運動を習慣化して身体を動かしましょう!
以前紹介した”鬼ごっこやニュースポーツ”などがお勧めです。
身体を動かす習慣をつけて《運動を身近なものにしてあげるのです》
ルートプラスの教室にもたくさんの”元肥満児”がいます。
その子どもたちは、《運動が楽しくなった、できることが増えた、かっこよくなった》と自分を振り返ります。
「その前は何で運動しなかったの?」と聞くと、「運動が苦手だと思っていた」
「運動がこんなにおもしろいと思っていなかった」
など、やったことがないというのも大きなポイントであるようです。

こういった子どもたちの中に備わっている固定観念や
悪しき習慣を変えてあげて、運動が楽しく、身近なものになるようにしてあげましょう!
土台が整ったらいよいよ”各種目の攻略法”に入っていきます。
楽しく学んでいきましょう!

代表 伊藤一哉