教育豆知識

《代表コラム106》新体力テスト~ボール投げ編~

今回はボール投げに関するコツや日常でできることを学んでいきましょう!
ボール投げは”投能力”を測るものです。
現代社会はとても忙しく、目まぐるしく日々が過ぎ去っていきます。
親子でキャッチボールという光景が少なくなってきている現代では、ボール投げの能力も非常に低くなっています。

それでも子どもはボールが大好きです。
転がっているのを見ると、ついつい触りたくなってしまったり
いつまでも遊んでられたりするものですね。
そんなボール投げも、《投げるコツさえつかめれば、誰でも上手に投げることができます。》
だからこそ、子どもたちが心置きなくボールを投げられる環境を作ってあげましょう。

【ボールをたくさん投げる】
日常でできることはズバリ《ボールをたくさん投げる》ことです。
家の近くでボールを投げる場所はありますか?
●家のなかは窓ガラスが割れてしまいます。
●家の前では近隣のお宅に迷惑がかかります。
●公園ではボール使用禁止。
このような環境ではうまくなるはずがありません。
ボールを思いきり投げることができる公園はありますか?
なかなか見つからなければ、”室内で投げられるスポンジのボール”があります。
そして大前提として、人とボールを投げ合う楽しみを伝えられていますか。
環境を作ることが子どもの成長にとって大切な要素です。
工夫をしてあげることで子どもたちの笑顔を創るきっかけになるのではないでしょうか。

【空に向かって投げる】
テストの当日にできることは投げる方向を工夫することです。
《空に向かって投げる》と書きましたが、真上に投げてはいけません。
《ボールがもっとも遠くにとんでいく角度は45度です。》
しかし、子どもに角度を伝えてもなかなか伝わりませんので
45度の方向を指さしながら、”空に向かって投げる”ように伝えてみてください。
今までに見たことのない飛距離が出るはずです。
楽しみながら工夫していくこと。
スポーツの醍醐味はそんなところにあるような気がします。

代表 伊藤一哉