教育豆知識

《代表コラム37》運動神経が良い子の特徴とは

子どもたちのことを話す上で、《運動神経が良い・悪い》という話はよく聞くテーマかもしれません。
では、そもそも”運動神経”とは何のことを指すのでしょうか。
「足が速いこと!力が強いこと!」など様々な意見があるかもしれません。

運動神経とは《運動の指令が脳から筋肉まで送られるときの “情報の通り道” 》と定義されています。
(深代千之著:『子どもの学力と運「脳」神経を伸ばす魔法のドリル』より)

そして、運動神経の有無に”個人差”はなく、《誰にでも同じように備わっているもの》と言われています。
「そんなはずはない!生まれつき運動神経の悪い子はいるはずだ!」と反発の声が聞こえてきそうですが
そう見えるのは運動神経が悪いのではなく、《運動神経を十分に刺激するだけの運動環境がなかったこと》が原因なのです。

つまり、”脳の神経回路をたくさんつくったか”どうか。
”様々な動きのパターンを経験し、運動の基礎となる脳の神経回路を育んだか”どうかが重要なのです。
《生まれ持った能力ではなく、後天的に運動環境を創れたか》
子どもたちにたくさんの選択肢を用意してあげるためにも
幼少期に十分な運動を経験できる環境を用意してあげる必要がありそうですね。

代表 伊藤一哉