教育豆知識

《代表コラム48》侮れない!遊びのすごさ!

皆さんは”遊び”という言葉を聞くとどんなことを想像しますか。
「楽しそうなもの」「楽そうなもの」
「遊びは必要だけど、スポーツの上達にはつながらない」など
様々なイメージがあるかと思います。
なぜか遊びと聞くとプラスというよりかは
”楽をするもの”というマイナスイメージがある人もいるのではないでしょうか。

本コラムでも、遊びの重要性や、遊びから得られる効果についてはお伝えしてきました。
フランスの哲学者ロジェ・カイヨワは”遊び”の重要性を『遊びと人間』という本の中で説いています。
彼は「遊び」を「アゴーン」「アレア」「ミミクリー」「イリンクス」の4種類に分類しています。

①アゴーン:競争・・・かけっこ、鬼ごっこ、試合など、相手との勝負を競う遊び
②アレア:偶然・・・じゃんけん、ルーレットのような、結果の予測ができない遊び
③ミミクリー:模擬・・・もの真似、ごっこ遊びなど、見たものになりきる遊び
④イリンクス:眩暈・・・ブランコ、回転遊びなど、体の制御が難しい遊び

このように遊びの中にもさまざまな種類が存在し
よく見てみると、スポーツにつながる要素が満載です!
今現在世界で楽しまれている様々なスポーツも
本来は遊びから派生するものであり
様々な工夫を凝らして、現在のルールや道具の使い方を確立しました。

《子どものうちはとにかく遊ぶことが大切です!》
その中で様々な動きを身につけ、危険を察知する力や
人と関わる力を身につけていくのです。

上記に記した遊びをたくさん組み合わせて
《最高の遊び環境》を提供できるよう
私たち大人も工夫をしていきましょう!
一緒に遊んでくれる大人が子どもたちは大好きです!

代表 伊藤一哉