子どもたちはあっという間に成長し、日々逞しくなっていきますね。
そんな日常のなか、小学校で毎年春に話題となるのが《「新体力テスト」》です。
新体力テストは、全国ほとんどの小・中学校で測定が行われています。
運動を専門に学んだことのないお父さん、お母さんにとって
このテストは《子どもの運動能力を測る指標》として見ていることでしょう。
いろいろとできるようになってきたから、きっと成績も良いのだろうと
期待に胸をふくらませて結果を楽しみにしていることが想像できます。
文部科学省のホームページによると、「新体力テスト」は
21世紀の社会を生きる人々が心身ともに健康で活力ある社会を営んでいくことを期待して行うものであり
国民の体力・運動能力の現状を明らかにし、体育・スポーツ活動の指導と、行政上の基礎資料として広く活用することを目的としています。
「体力・運動能力調査」として昭和9年以来測定していたものを、1999年より国民の体位の変化、スポーツ医学・スポーツ科学の進歩、高齢化の進展等をふまえ、これまでのテストを全面的に見直して、現状に合ったものにしたものです。
現在、全国的に行われているこのテスト。
各都道府県の教育委員会でも、学力調査と並んで体力調査というものも行っており、ランキングも発表されています。
2009年1月、大阪府の子どもの体力が全国平均を大きく下回ったことについて
当時の橋本徹知事が、「公表すれば意識改革になる。子どもは冬も半袖、半パンでいい。学校だけでなく、保護者の問題でもある。甘やかせすぎのところは直さないといけない」と述べて物議をかもしたことがありました。
行政が運動に力を入れていただいているのは好ましいですが、
やはり運動が嫌い、運動が苦手という子どもに運動が好きになってほしいと思っています。
それが結果的に記録やランキングの向上にもつながり、より意欲が沸くきっかけになるからです。
《小学校1年生のときよりも2年生のときのほうが点数がアップした、2年生のときよりも3年生のほうが点数がアップした》
というように、子どもの運動能力が上がっているなと確認できる指標として、この新体力テストを活用してほしいと思っています。
そんな新体力テストは全部で8つの種目に分かれます
「短距離走」「ボール投げ」「長座体前屈」「反復横跳び」
「握力」「上体起こし」「立ち幅跳び」「シャトルラン」
上記の8つを順番に測定して、総合的な基礎体力を算出するのです。
これから各種目の練習のコツや記録を伸ばすためのポイントをお伝えしていきますので
是非ご家庭で取り組んで、新体力テストを攻略していきましょう!
代表 伊藤一哉