教育豆知識

《代表コラム109》子どもたちを好きを見つけるには

子どもたちの好きなスポーツを見つけるためにはどんな方法があるでしょうか。
●習い事を体験させる
●友達がやっているから勧めてみる
など、色々なきっかけが考えられると思います。
そんなお悩みをお持ちの方へ「たくさんのスポーツに触れさせる」ことをお勧めします。

幼少期を振り返ると、あなたは自分の好きなことが、どうやって見つかりましたか?
新たな体験、日々の経験、日常生活でふれたさまざまなものから、好き嫌いの感情は形成されていきます。
好き嫌いを決めるためには、多くの経験をしなければいけません。

それこそ、スポーツの種目を見てみると《何百種類》もあります。
メジャーなスポーツだけでもいくつあるでしょうか。
「野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、テニス、ラグビー、バドミントン、
水泳、卓球、剣道、柔道、弓道、スキー、登山、サイクリング」などなど、数え上げればキリがありません。

これらのスポーツというものには、それぞれに”使用する道具”があります。
また、その使い方やルールは地域や国によってさまざまです。
運動が好きになるかどうかは、単純にその種目が好きかどうかを知る必要があります。
そのためには、《たくさんの道具にふれて、たくさんの種目にチャレンジしてみる》ことです。

これまでの歴史の一例を見ると、日本は《単一スポーツ文化》のため
野球を始めたら野球をやり続けるということが多いのが特徴です。
一方海外では、《シーズンスポーツ制》をとっていることが多く
プロのスポーツ選手もオフシーズンには自分の専門以外のスポーツを行っています。
これらの事例から、いろいろなスポーツをやることはけっして悪いことではありません。
むしろ小さなときほどたくさんの経験をし、本当に好きなスポーツや運動を見つけてほしいと思います。
好きなことを見つけることが、《運動能力を伸ばすための最高の近道》です。

代表 伊藤一哉