教育豆知識

【代表コラム253】子どものための”しつけ”とは

子どもを育てていく上で
しつけをすることは重要だと考える人が多いでしょう。
ここで、皆様に質問です。
「しつけって何か説明できますか?」
●行動を正すこと
●厳しく言い聞かせること
こんなイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

しつけとは《大切な約束事や決まりを教えること》です。
高圧的に子どもたちを厳しく指導することではありません。

そして、正しく”しつけ”をするためには
【事前に伝えることや、できるように環境をつくってあげることが大切です。】

例えば、手が動き始めた赤ちゃんは
紙をビリビリと破るのが楽しくて、そこら中にあるものを破ろうとします。
例えそれが親が買ってくれた絵本であっても関係ありません。
「これは大切なものだから破っちゃダメだよ」などということは伝わりません。
こういう場合は破ってもいい紙に置き換えてあげて
満足するまで破る経験をさせてあげてください。

大人からすると「なんでそんなことするの?」という行動も
子どもからすると初めての経験で好奇心を満たすものです。
そんなワクワクしている時に叱られたら
子どもは委縮してしまい、自分から行動できなくなってしまいます。

それぞれの年代によって
●共感し、まるごと受け入れること
●好奇心に寄り添う
●お手本を見せる
●考えさせる
発達段階によってやるべきことが違います。
子どもたちの状態をよく理解して
子どもが育つ環境を創っていきましょう。

全てがいきなり上手くはいきませんから
一緒に楽しむ気持ちで
《良くなってほしい、すくすく育ってほしい》という
愛情だけを心にもって、関わっていきましょう。

私たちルートプラスは、そんな頑張る皆様の応援団として
今後も各地域で活躍できるよう、精進してまいります。

代表 伊藤一哉