子どもたちと関わる中で
●姿勢を正して話を聞きなさい!
●ちゃんと目を見て話を聞きましょう!
と、子どもたちの姿勢に対して声をかけることは多いはずです。
よく「うちの子はほんとに人の話を聞いていなくて!」という声を聞くこともあります。
もちろん、ちゃんと相手の目を見て
落ち着いて話を聞くことができていたり
相槌をうったり、リアクションをすることで
「話を聞いている」ということが伝わることは大切です。
しかし、ここで少し考えてほしいことは
《目を見ているからそれで良いのか》
《姿勢が良いから話を聞けているのか》というところです。
一見、話を聞いてないように見える子でも
話の内容はきちんと頭に入っていてスラスラと行動ができたり
集中力がないように見えても、実はすごく熱中していたりと
《その子の見た目に現れてない要素もたくさんあるはずです》
だからこそ、一つの行動だけを切り取って
子どもたちを評価することは危険な判断です。
「~ができてないからすべてできない!」ではなく
「内容は理解しているから、あとは目を見て話を聞けたら言うことなしだね!」
というように、子どもたちの《できているところ》を認めてあげましょう!
そんな言葉をかけてあげるだけでも
「ちゃんと見てくれているんだ」ということが子どもに伝わり
より良くなるためのきっかけになるかもしれません。
色んな表情や行動をみせるのが人間であり、子どもたちです。
目に見えてる一部分だけでなく
「どんな魅力があるかな?」と子どもたちの様子を見てあげてください。
些細な成長に気づいてあげられるのは
身近にいるわたしたちの役目かもしれません。
代表 伊藤一哉