●子どもたちの話をよく聞きましょう。
●しっかりと傾聴しましょう。
このような話は色々なところで話題になりますし
よく聞く情報としても馴染みがあることでしょう。
もうわかっていることはついつい斜に構えて
重要視してないこともあるかもしれません。
たまには日頃を振り返る時間として
子どもの声を聴くことに関して考えてみましょう!
今回のキーワードは《無条件の肯定的関心》というものです。
とても専門的に聞こえる表現ですね!
「難しそう!」と構えずに読み進めてみてください。
無条件の肯定的関心とは
つまり「否定も断定もせず、ありのままを受け入れる」ということです。
●その意見は私にはない!
●その行動はよくない!
このように頭の中で否定や断定が働いてるものは傾聴にはなりません。
今までの自分の経験をもとに、そのレールに当てはめるように考えているのです。
無条件の肯定的関心を示すということは
【なるほど!そんな風に考えるんだね!】とありのままを受け入れる心をもつことです。
例えば子どもが「勉強が嫌だから、学校に行きたくない!」と言ったとします。
私たちの経験に当てはめると「それでも学校は行くものだ!」という考えが働き
「なんで勉強が嫌なの?理由を言ってごらん」と解決に向かおうとするかもしれません。
もちろん、解決してあげることは子どものためになるので問題ありません。
ただ、その問いかけの前に一呼吸置きたいところです。
「そっか、勉強が嫌で行きたくないんだね。パパ(ママ)もそんなときあったな」
「授業中はずっと嫌な気持ちになるの?」
など、子どもの話をもっともっと深く聴いてあげましょう。
「勉強が嫌だ」といったものの、《意外と答えは勉強以外のところにあるかもしれません。》
つまり【子どもたちの心は何を伝えたいのか】を聴いてあげることが大切です。
そのためには否定や断定をせずに、まず受け入れて理解してあげましょう。
そんな風に寄り添ってくれた時に《子どもたちの本当の声》が聴こえてくるはずです。
身近にいる人が自分の話を聴いてくれる。
子どもたちにとってこれ以上に心強いことはありません。
さぁ、今日から心の声に耳を傾けて、成長を見守っていきましょう!
代表 伊藤一哉
【代表コラム267】子どもの声に心を傾ける
2025.02.16