スポーツの現場ではいろいろなことが起こります。
競技スポーツの世界ともなると
試合に勝つために様々な作戦が敷かれ
それぞれの選手が死に物狂いでプレーしていることでしょう。
そんな環境だからこそ、得られることもあります。
しかし、子どもたちがスポーツを楽しむ場ではより多くの配慮が欲しいところです。
⚫︎ギリギリルール違反にならないプレーをする
⚫︎得点をとるためなら手段を選ばない
こういった考えが先行してしまうと
結果ばかりを追い求めて
スポーツを通して子どもたちに身につけて欲しい力が見えなくなってしまいます。
大半の子どもたちは、しっかりとルールを守り、コーチや先生の話を聞いて一生懸命に動いてくれます。
そんな子どもたちに限って、《思っていることをその場で伝えられない》ことが往々にしてあります。
⚫︎ルール違反をしている子がいたけども言えなかった
⚫︎一生懸命やっているのに「違う」と言われた
【まさに正直ものがバカを見ている状況です。】
だからこそ、私たちのような指導者をはじめ
関わる大人たちが、しっかりと見守ってあげてください。
⚫︎得点はできなかったけど、チームのために走っていたね
⚫︎ルールを守って、一生懸命プレーしていたね
このように、子ども達の頑張りを認めてあげましょう。
一方でルール違反やラフプレーは厳しくジャッジをしましょう。
【子どもたちが頑張れる環境かどうかは、私たちの関わり方にかかっています。】
正直ものがバカを見ない
公正・公平な環境づくりにこそ
愛情を持った大人の存在が必要なのではないでしょうか。
代表 伊藤一哉
【代表コラム283】正直ものがバカを見ない環境づくり
2025.06.08