●子どもたちの主体性を尊重することが大切
●押し付けることはよくない
こうした考え方から、子どもの意思を大切にすることは、多くの場面で重視されています。
では、皆さんはどのような基準で子どもに選択肢を与え、その意思を尊重し、見守っているでしょうか?
「主体性を尊重している」と言えば聞こえは良く
大人としても良いことをしているように感じるかもしれません。
しかし、今回考えてみたいのは、もう一歩踏み込んだテーマです。
【それは本当に子どもたちのためになっていますか?】
●子どもに「選ばせた」という建て付けで、大人が楽をしていませんか?
●判断力が未熟な子どもに、必要以上の責任を背負わせていませんか?
私たち自身の経験を振り返ってみても
「しっかり考えて判断できるようになった」のは、いつ頃のことだったでしょうか。
【子どもたちには、何事も経験しながら学び、成長していく過程が必要です。】
それにも関わらず、「子どもの意思を尊重する」という言葉のもとに、大切な機会を奪ってはいないでしょうか。
たとえば、
「運動が苦手だから運動会には出たくない」
そう言った子どもに対して、皆さんはそのまま欠席を認めるでしょうか?
【主体性を育てるために、大人ができること】
子どもが主体性を発揮できるようになるためには
大人が「何が必要なのか」を理解し、それをわかりやすく伝えることが大切です。
私たち大人が、《判断基準や価値の意味を丁寧に教えてあげる》ことが
子どもたちの成長を支える土台になります。
日々の関わりの中で
●それは本当に子どもが自分で考えて判断できることなのか?
●「意思を尊重しているつもり」が、ただの“わがままの容認”になっていないか?
こうした問いを自分に投げかけながら
子どもたちの未来のために、最高の関わりを目指していきましょう!
代表 伊藤一哉