ここ最近のテーマとして「他人と比べないこと」や「違いを認めることと甘やかすことの違い」について、皆さんと考えてきました。
今回はもう一歩踏み込んでみましょう。
それは、【すべてを特徴だと捉える】ということです。
●他人と違う、違わない
●優れている、優れていない
そうした比較や優劣をつけることではなく
《こんな特徴がある》と理解することが大切です。
例えば、不慮の事故により身体に障害を負ってしまったり、後天的な病によって健常な時とは180度違う生活を強いられる方々がいます。
普通の考えでは「痛ましい事故があって、不幸になってしまったのだ」と捉えてしまいそうです。
しかし、そんな方々の中には障害者スポーツを始め、パラリンピックのメダリストにまで輝く人もいます。
彼らは口を揃えて【アクシデント(事故や病気)のおかげで今がある】と話します。
これは《意志の強さや特別な才能があるからだけではありません。》
自分の状況と向き合い、「こんな特徴がある」と認めたうえで、《今できる全力を尽くした結果》ではないでしょうか。
自分を受け入れ、その特徴を強みに変えようとする姿勢は、誰が見ても心を打ちます。
障害の有無にかかわらず、自分の特徴を認めたうえで精いっぱい努力し、前に進もうとする人は、総じて《かっこいい》ものです。
私たちも、かっこいい大人としての背中を魅せつつ
子どもたち一人ひとりの違いを特徴と捉え
【子どもたちの強み】を引き出すパートナーになりましょう!
代表 伊藤一哉