教育豆知識

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【代表コラム300】時には否定的に考えることで改善点が見える

2025.10.05

子どもたちが成長していくためには、前向きな気持ちを持ち続けることが大切です。
「できた」「がんばった」と自分を認める経験が、次の挑戦への力になります。
私たち大人も、子どもたちの小さな成長を肯定的に受け止め、支えてあげたいものです。

しかし同時に、時には少し“否定的に考える時間”も必要です。
それは悲観することではなく

●このやり方で本当に良かったのか?
●もっと良い関わり方はなかったか?

と振り返る視点のことです。
うまくいかなかった経験を丁寧に見つめ直すことで
子どもたちへの声かけや指導の質は確実に高まっていきます。

そして何より大切なのは
【否定すること=自分の人格を否定すること】ではないということです。

行動や結果を振り返ることは、次の成長のための準備にすぎません。
自分のあり方を見直すことは、決して自分を責めることではなく
《より良くなるためのステップ》なのです。

ポジティブな考え方だけでは見えない気づきが、否定的な視点の中にあります。
大切なのは、そこで見つけた改善点を、前向きな行動へとつなげていくこと。

子どもも大人も、うまくいかない経験を優しく受け入れ
それを糧にできる人こそ、《本当の意味で成長し続けられる》のだと思います。

代表 伊藤一哉