教育豆知識

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【代表コラム302】百聞は一見にしかず

2025.10.19
「百聞は一見にしかず」ということわざがあります。
【何度も話を聞くよりも、一度自分の目で見たり体験したりする方が理解が深まる】という意味です。
これは、子どもたちの学びや成長を考えるうえで、とても大切な考え方です。

たとえば、いくら「ボールはよく見て打つんだよ」と教えても
実際に何度もバットを振り、タイミングをつかむ経験にはかないません。
【頭で理解したことよりも、体を通してつかんだ感覚のほうが、ずっと強く心に残るのです。】
そしてその「できた!」という瞬間が、子どもの自信と意欲につながっていきます。

今は、動画やネットで何でも学べる時代。
やり方を知るだけで、できた気になってしまうこともあります。
しかし、本当の成長は《見て・動いて・感じて》こそ生まれるものです。
実際の体験の中にこそ、失敗も成功も、学びのすべてが詰まっています。

親や指導者としてできることは、「やってごらん」と背中を押し
うまくいかなくても「やってみたからこそ、わかったね」と寄り添うこと。
その積み重ねが、子どもたちの成長を確かなものにしていくのです。

【見守りながら、共に感じ、共に喜ぶ】
その姿勢こそが、子どもたちにとっての最高の学びになります。

百聞よりも一見を。
そしてその一見を、子どもたちと共に成長できる時間を大切にしていきましょう。

代表 伊藤一哉