おはようございます。
代表の伊藤一哉です。
今の子どもたちは、私たちが子どもの頃よりも「答え」にたどり着きやすい環境の中で生きています。
分からないことは検索すれば出てくる。
AIに聞けばすぐに教えてくれる。
とても便利で、恵まれた社会になりました。
しかし、その便利さと引き換えに失っているものはないでしょうか。
分からないまま考える時間。
失敗しながらも、色々な方法を試す時間。
自分なりの答えを見つける時間。
このような時間を通して、子どもたちは考える訓練を積みます。
そして、必ずしも答えは一つではないということや、様々な考え方があることに気づいていくはずです。
一方で、私たち大人は、子どもたちに失敗してほしくないと思います。
困っていたら助けてあげたい。
できるだけ遠回りをさせたくない。
だからこそ、「こうしたらいいよ」と答えを渡します。
しかし、本当に子どもの成長を考えるなら、
あえて答えを渡さないことも必要なのかもしれません。
社会の中には、正解を覚えるだけでは解決できないことがたくさんあります。
正解が一つではない問題に向き合い、自分で考え、選択し、時には間違えながら前に進んでいくこと。
その力は、答えをたくさん知ることで身につくのではなく、
「分からない」という状態から逃げずに考えた経験によって育つのではないでしょうか。
すぐに答えを与えることは簡単です。
でも、「あなたはどう思う?」と問いかけ、その答えを待つことは意外と難しいものです。
子どものために何かをしてあげることだけが教育ではありません。
考える時間を奪わないこと。
失敗する機会を奪わないこと。
そして、自分で答えを見つけるまで待つこと。
ルートプラスの教室でも、一方的に答えを教えるのではなく、対話型の指導によって子どもたち自身の考えを引き出すことを心がけています。
答えが簡単に手に入る時代だからこそ、
あえて「答えを教えない」という関わりから、
新たな可能性を引き出せるよう、今日も全力で子どもたちと向き合ってまいります。
代表 伊藤一哉
【代表コラム349】答えを与えすぎる社会
2026.09.13



