子どもの運動能力にもともと差があるのかないのか。
元来、持って生まれた能力は、容姿などと同じで千差万別です。
さて、運動においてですが、私の持論として、どんな子どもたちもある程度の運動神経は備えて生まれてきていると思っています。なぜなら、今まで私からの継続した指導を受けて、目標をクリアできなかった子どもに出会っていないからです!
プロアスリートを目指す場合は、才能やセンスと呼ばれる特別な要素が必要かもしれませんが、日常生活で困らない程度に生きていくのに必要な運動神経は、誰でもそれぞれ兼ね備えていると考えています。
ある女の子は、小学1年生から教室に通い始めました。入会時はとても太っており、走る合図を出しても走らない。少し走れば息が上がり、お世辞にも運動ができるとは言えない子でした。
そんな子でも1ヶ月を過ぎたあたりから走るときに笑顔が出てくるようになり、3ヶ月もすれば走ることができるようになりました!また、1年を超える頃には運動が好きになっていました。
もちろん、苦しいときも多々ありましたが、くじけそうになるたびに、お父さん、お母さん、そして私たちからの励ましによってがんばり続けました。2年が経過する頃には、なんと運動会の徒競走で一等賞を獲得しました!
この女の子の例を見てもわかるとおり、運動を好きになり継続すれば、必ず誰でも運動はできるようになります。努力することや親の支えなど、本人と周りのみなさんの協力は必要ですが、運動オンチの子はいないと私は確信しています。
代表 伊藤一哉