推薦文
NPO法人セーバー風・ジャパン 理事長 小泉 亮一様
私たちは救命活動を目的として、警察OBで組織されたNPO法人です。人を助けるという警察のDNA が色濃く残っている組織です。
ルートプラスが行うイベントや合宿には一緒に参加して、安全と安心を確保できるように努めています。そこで子供たちを指導している先生方はとても明るく、礼儀正しい青年ばかりです。常に優しく、時に厳しく、しかも子供好きな彼らは子どもたちに慕われながら、この組織を益々発展させていくことでしょう。
幼い子供たちは、自分の可能性というものを全く知りません。子供自身がルートプラスの総合運動を通じて自分に適したスポーツを発見することが大切です。それは親の立場からでなく、子供たちが自ら知ることに意味があります。さらにチームとして活動するうちに意識しないで、仲間との触れ合いの大切さや行動の判断力というものが養われます。仲間に溶け込めなかった自分がいつの間にかみんなを引っ張っていくようになったという子供もいました。
ルートプラスは、子供たちに自分の未来を切り開く力を与えてくれる、そんな組織です。
立命館大学産業社会学部 教授 漆原 良様
1 ルートプラスはどういうスクールですか?子どもたちの人生という長い射程の中で運動・スポーツに取り組む意味・目標に向き合い、単に技能を習得するといった成果以上に、その子の成長に必要な経験ができているかという運動・スポーツに取り組む過程を大切にしており、それがカリキュラムやスタッフの指導、スタッフの育成などあらゆる部分に一貫して表現されているようにうかがえます。特に子どもたち一人ひとりの経時的変化(縦)と、その時の子どもたちのニーズ(横)の両面への対応ができることが特長的ではないでしょうか。
2 教育の観点から、ルートプラスのカリキュラムについてどう思われますか?子どもたちの成長・発達段階は画一的ではなく、一人ひとり大きく異なります。同じ学年でもできることが違って当たり前ですし、成長・発達に応じて日々できることも興味・関心も大きく変化していきます。このため、将来子どもたちがどうなるかを見据えた上で今を考えた指導が重要になります。その点で学年や競技レベルだけでなく、その時々の子どもたちの変化に応じて、一貫して長期的な視野に基づいた指導が受けられるという点において、学校体育とは異なる特長を持った選択肢になっていると言えるかもしれません。
3 ルートプラスの総合運動についてどのような印象ですか?人は一人ひとり違うことが当たり前ですから、自分の好きなこと、できることが他者とは異なることに気づき、その上で自分の可能性を信じて自分を変えていく術を身に着けていくことは多様化が進む社会において重要だと思われます。ルートプラスにおける総合運動という取り組みは、その時々の子どもたちの能力や興味・関心に応じて、常に様々なことに挑戦できることで自分の持つ可能性に気付く機会を多く提供するという点で単一競技のみを行う教室とは異なる特長を持った選択肢になっていると言えるかもしれません
推薦者紹介大学の教員として、運動制御機構からみた人の潜在的な可能性に関する研究や生理学領域の授業を担当しています。私の指導する学生がインターンシップに参加していたことからルートプラスの活動について拝見してきました。
熊本県 元校長先生 遠山様
1 遠山様から見て、ルートプラスはどういうスクールですか?さまざまな運動を行うことを通して、バランスのとれた身体づくりや身体の健やかな成長を図っている。また、運動を通して、相手や仲間を大切にしたり、敬ったりする心や感謝の心、加えて耐えたり我慢したりする心の育成や協同することの大切さを体感させることにも寄与しているスクールだと思います。また、積極的に運動に関わっていこう、運動をしていこうという意識や態度を培いながら、運動を通して健康な人生を送っていくための基盤づくりをしているスクールだとも考えます。
2 ルートプラスの総合運動についてどのような印象ですか?現在は、サッカーやバスケットボールなどプロスポーツが脚光を浴び、それらのスポーツ選手になることを夢見ている子どもも多い。しかし、幼少期から一つのスポーツに特化して行わせることは怪我の誘発や夢破れた時の心のケアなど課題も多い。そういうことから総合運動という視点で子どもを運動に親しませ、自ら運動に取り組もうとする姿勢や態度、気持ちを育てることは大きな意義があると考えています。
3 ルートプラスのスタッフたちはどういう印象ですか?スタッフ一人一人が明るく、元気で、それぞれに切磋琢磨し自らを成長させていこうとする意気込みや姿勢が見られたいへん好感をもつことができる。スタッフ一人一人が各種スポーツの経験者であり専門的なスキルをもち指導法の工夫改善にも積極的に取り組んでおり、子どもとともに成長していこうとする姿がすがすがしい印象を与えています。
自己紹介教職生活36年。平成28年度末をもって10年間の校長職を最後に定年退職。その後は、熊本県教育委員会義務教育課の学級経営等支援員として、先生方の指導力向上、学校経営力、学級経営力向上に向け、県内の公立学校を回り指導を行っている。現職時代は体育指導の研究にも努め、熊本県教育委員会発行の体育指導の手引書作成の委員も務めた。教育信念として、学校教育では「知・徳・体」のバランスが要求されているが、「徳・体」、つまり、心と身体が強く健やかに成長すれば「知」は必ず身につき伸びると考えることが重要であると思っている。