習い事ランキングなどを見ると、スポーツ系の習い事では「スイミング・体操・サッカー・武道」などが並びます。
それぞれに素晴らしい種目ですし、継続できればたくさんの力を身につけることができるでしょう。
しかし、幼稚園から小学校の時期にかけては、1つの種目を継続するよりもたくさんの運動にふれる方が運動能力は伸びやすいと言えます。
以前のコラムでお話しした通り、運動能力とは神経系の発達が大きく関連しています。
神経細胞は”新しい回路を作ること”と”既存にある回路を太くすること”で成長します。
子どものうちは、たくさんの回路を生み出すこと、そして、その中で正しい回路と間違っている回路の中から、より良い回路を選択し、そこが大きくなることで巧みな運動能力を身につけることができるのです。
たくさんの種目を経験することで回路を増やすことをしない限りは、より良い回路の構築につながらないために運動能力は伸びなくなります。
こういったことから、人気の種目をやるだけでなく、遊びも含めてさまざまな経験をする必要があることがわかります。
代表 伊藤一哉