教育豆知識

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《代表コラム22》「持続力」を高めるエクササイズ

2020.08.16

子どもにとって持続力というのは、あまり求められない能力です。
なぜなら、持続力を必要とする運動は体の発達がある程度進んでから鍛えることが一般的だからです。
ですが、私の教室では小さな頃より無理のない範囲で持続力強化の運動に取り組んでいます。
というのも、持続力を鍛える運動は、正しく行えばケガをしない体作りにつながるからです。

まずは、持続力について少し理解を深めましょう。
持続力には2つの種類があります。
1つは「全身持続力」で運動を長く続けるための能力、主に心肺機能の高さのことを言います。
全身持続力は体の発達がある程度進む中学生以降に取り組むことで大きく飛躍します。

今回注目したいのは、もう1つの持続力である「筋持続力」です。
筋肉を長時間働かせる能力、ずばり筋肉の能力です。
体を支える筋肉は、あなたが想像する筋トレと違い、さまざまな運動をいろいろな強度で行う際に、体を支える力として効果を発揮します。
長い距離を走っていると呼吸はそれほど苦しくないのに脚のほうがガクガクになって走れなくなったりしますよね。
しかし、筋力がついてくると、上体が安定するので動作が効率化し、ムダなエネルギーロスも減ってきます。
ということは、持続力がアップするということです。
また、着地における衝撃に耐えられる力がつき、ケガの可能性を低くします。

このような能力を幼少時代に鍛えるためには、「インナーマッスル」を鍛えることです。
インナーマッスルには、体の動きを滑らかにし、今持っているパフォーマンスを高める効果があります。
最近よく耳にするようになった「体幹力」などもこの力です。
こうした力は、幼少時代から遊びの要素として取り組むことが大切です。
1つ、親子で楽しみながら取り組めるエクササイズを次のコラムでご紹介します。

代表 伊藤一哉

0940-38-4123

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