子どもたちの運動能力を向上させるためには
《運動環境を提供してあげることや遊びを通して体を動かすこと》であることは
以前のコラムでもたくさん紹介してきました。
そういった前提をクリアして、運動が習慣化してきたときに陥る課題があります。
それが《子どもたちに練習をさせることに執着してしまう。》
いつの間にか運動することがノルマのようなものになり、やらなくてはいけないものになることです。
これはどういうことか、詳しく考えてみましょう。
例えば、かけっこが早くなりたい!ボールがうまくなりたい!
という想いがきっかけで練習をスタートしたときに
最初はノリノリで練習していたものの
慣れやそのこと自体に飽きてくると、途端に意欲が低下します。
そこで、真面目な私たち大人は
●約束なんだから練習しなさい!
●ここまで練習しないと〇〇させないよ!
などと練習しないことを咎めるようになってきます。
こうなってしまうと、練習することが楽しいものではなく
《やらなければいけない義務のようなもの》になります。
結果的に、内心はいやいや行う練習は全く成果も出ず
挙句の果てには集中力の低下からケガにつながる恐れがあります。
ここで考え直したいのは
《何のために練習するのか》ということです。
●子どもたちのゴール、目標をもう一度振り返ってみたり
●上手くなった姿を想像してみたり
●一緒に競争してみたり
など、やれることはたくさんあります。
どれも共通していることは、子どもたちの意欲を引き出し
《自分から進んでやりたくなるようにアプローチする》ことです。
子どもたちのやる気が戻れば、再び見守ってあげましょう。
とはいえ、すべての場面においてこのような考え方をするのもなかなか難しいでしょう。
そんな時は”地域の指導者や教育の専門家”からアドバイスをもらって
自分だけで解決しようとせずに周りを頼っていきましょう。
もしも、どこに頼るか迷った際には
いつでも私たちルートプラスへご相談ください。
代表 伊藤一哉
8月3日 22:25