教育豆知識

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《代表コラム67》保育園での運動は「皆と一緒に」だけが目的ではない

2021.07.11

保育園では日常の活動に体操やリズム運動が取り入れられていることも多く、運動会が近づけば器械運動やかけっこが行われることもあります。
子ども自身の興味とは関係なく、「皆と一緒に取り組む」運動を、本人がやりたくないというときは、どう対応するのが望ましいでしょうか。

私は、まず本人に気持ちを聞くのが大切だと考えています。
例えばリズム運動の場合、本質は皆と合わせて上手に踊ることではなく、リズムに合わせて体を動かすことです。
ですから一律にやらせようとしなくていいのではないでしょうか。
本人になぜやらないのか気持ちを聞いてみて「みんなを見ているのが楽しい」というなら、「じゃあ音楽を聴いて手だけ聞いてみよう」とアプローチをしてみると、だんだん体を動かし始めるかもしれません。

保育園で流れるリズム運動用の曲が好きではないというなら、自宅でアンパンマンの曲をかけてみてもいいでしょう。
その子の興味を引き出してあげることが大切だと思います。
親は家庭で子どもの気持ちに耳を頼け、無理のない範囲で体を動かせるよう、前向きな気持ちをつくってあげるのが大切です。

代表 伊藤一哉

0940-38-4123

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