今回より新体力テストを測定する際の気をつけることや上達するためのコツをお伝えします。
まずは握力からみていきましょう!
握力は筋力を測るテストです。
昨今の子どもたちの運動能力で《もっとも低下が見られる種目》です。
遊びの不足により、用具を握って運動することが少なくなりました。
”転んだときに体を支えられず骨折をしてしまう子どもが増えています。”
手の力が不足していると危険なことがたくさんあります。
大切な力を身につけて、逞しい体をつくっていきましょう!
ここで、日常でできるトレーニングを紹介します。
《お風呂でグーパー》
お風呂の湯船のなかで手をグーパーしてください。
20回もやればだるくなってきます。
水圧の抵抗を利用して力をつけましょう。
遊び感覚でスタートして習慣化していきましょう!
親子で対決してみたりと楽しく取り組めるといいですね。
目指せ、100回!!
《遊具を使って遊ぶ》
遊具を使って遊ぶことで自然と何かを握る動作であったり
身体を支えることが増えるでしょう。
登り棒やウンテイ、ジャングルジムなどいい例だと思います。
手を動かす機会、握る動作を増やして筋力アップを図りましょう!
こういったトレーニングを通して、力を身につけたうえで
当日にできることをお伝えします。
《握り幅を合わせる》
握力のテストは、ただ握るだけと思われていますが、引っかける指の位置により数値が大きく変わります。
握力測定器にそれぞれ調整ねじがついていますので、自分の一番力の入りやすい位置を探してください。
よくわからないようであれば、指の第一関節と第二関節の間が引っかかるように調整するのがお勧めです。
握り幅の調整が出来たら一気に力を入れて測定してみましょう。
新体力テストで測定する種目は
テストのためだけではありません。
基礎体力を向上させることで、体の土台をつくることに繋がります。
学校での取り組みはせっかくですからうまく利用して
楽しくレベルアップする機会に繋げていきましょう。
代表 伊藤一哉