子どもたちが運動を好きになるために、できることはたくさんあります。
例えば、お父さん、お母さんの凄かった話。
いわゆる武勇伝のようなものをしてあげてください。
「自慢話ってどうなんだろう?」憚る気持ちもあるかもしれませんが
大好きなお父さんやお母さんの凄かった話は、多くの子どもたちにとって人気の絵本以上に楽しいものです。
運動に関するお話をたくさんしてあげてください。
「お父さんは昔インターハイに出場して……」
「お母さんは運動が苦手だったから、マネージャーとして選手を支えて……」
「勉強は苦手だったけど、体育は大好きだったな……」
「試合には出ることができなかったけれど、一生懸命に引退までやり遂げたよ……」
などなど、成績や自慢できることでなくてもいいのです。
すごいかどうかはいっさい関係ありません。
《お父さん、お母さんもそうやって頑張ってきたんだな》ということが伝わることが大切です!
私の教え子に両親ともに運動をしていなかった子がいます。
もちろん、最初はまったく運動ができませんでした。
その両親がお子さんに運動がうまくなってほしいために取った行動は
『伊藤先生への信頼』と『伊藤先生の運動のうまさ』を話してくれたことです。
その子はあっという間に運動が上達し、チームに欠かせない存在に成長してくれました。
もしも自分のエピソードを話すのが難しい場合は
子どもたちが大好きな人のことを話してみてもいいのです。
自分の大切なお父さん、お母さんが、運動の話をしたら、子どもたちは必ず目を輝かせてそれを聞きます。
そして、そのスポーツをやってみたいと思うのは当然のことです。
きっかけはどこにあるかわかりません。
一緒にヒントを探していきましょう!
代表 伊藤一哉