教育豆知識

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《代表コラム123》良い指導者とは

2022.05.22

子どもたちが運動を好きになるか、嫌いになるか
その大きな要因を決める一つに《指導者の存在》があると思います。

では、どんな指導者を選べばいいのか
習い事を選ぶ際に重要な要素になりますよね。
私が現場でやってきて導き出したポイントを4つお伝えします。

1つ目は《先生が指導自体を楽しんでいるか》です。
いくら教えるのが上手くても、仏頂面で指導していては子どもには伝わりません。
その種目が好きで”楽しそう”に教えている先生は非常に魅力的なものです。
これは保護者の方の肌感覚で判断してもらえたら良いと思います。

2つ目は《子どもに寄り添う視線があるか》です。
例えば、小さい子を相手に話をするときに、”膝を曲げて目線を合わせてあげているか。”
《子どもの気持ちを分かろうとしてあげているかどうか》がポイントです。
大人が正面からずっと向き合っていると子どもも緊張します。
子どもと横に並んだり後ろに回ったりして話しかけることも必要かもしれません。
例えばかけっこをする前に、スッと子どもの後ろに回って「ヨーイドン!」と言って”背中をチョンと押してあげる”だけで
緊張していた子が急に走れるようになることもあります。
子どもの個性や、年齢に応じた心身の発育を理解し、寄り添う目線を持っているかどうかが重要だと思います。

3つ目は《種目に対する専門性はどうか》です。
全国大会などの高いレベルを目指すなら先生自身がその種目の専門知識に長けている必要はあります。
しかし、《楽しく体を動かしたい》のが目的なら
特定の種目への専門性は必ずしも必要ではなく、”運動全般の幅広い知識”が必要でしょう。
運動が苦手な子の場合、高い技術を教わるよりも、「先生も練習するから一緒に頑張ろう」と伴奏してくれるタイプの指導者の方が、モチベーションを上げることができるかもしれません。

4つ目は《勝利至上主義ではないか》です。
強くなること、勝つことは確かに大事ですが、複数の子どもがいる時に、”いつも走るのが1番速い子だけを褒めるような指導”では、運動が苦手な子が自己肯定感を高めるのは難しいでしょう。
運動が得意な子や、足が速い子を褒めた上で、苦手な子や遅かった子も《最後まで頑張った!》と褒める。
子どもたちそれぞれをしっかり見ていれば、全員に褒めることろがあるはずです!

いかがでしょうか。
こんな考え方や姿勢を持った先生に教われば子どもたちは幸せですね。
そしてルートプラスの先生たちはそうあれるように努力を続けています。
迷ったときはルートプラスで一緒に子どもたちの成長をサポートしましょう!

代表 伊藤一哉