突然ですが、子どもたちの運動能力が年々低下していることをご存知でしょうか?
文部科学省が行なっている「体力・運動能力調査」の結果から、子どもの体力・運動揚力は、昭和60年(1985年)頃から現在まで、ずっと低下傾向が続いています。
最近の子どもの測定結果と、その親世代である30年前とを比較すると、ほとんどの項目において、子ども世代が親世代を下回っています。
一方で、身長、体重などの体格についても同様に比較すると、逆に親の世代を上回っています。
例えば、
11歳の男子の”運動能力”を比べると
・50メートル走(秒) : 1985年=8.8 / 2014年=8.9(▼0.1)
・ソフトボール投げ(メートル) : 1985年=34.0 / 2014年=27.9(▼6.1)
11歳の男子の”体格”を比べると
・身長(センチ) : 1985年=143.2 / 2014年=145.1(△1.9)
・体重(キロ) : 1985年=36.5 / 2014年=38.4(△1.9)
※11歳女子を比べても、同様に運動能力は低下し、体格は上昇しています。
(公益財団法人日本レクリエーション協会HPより)
このように体格が向上しているにもかかわらず、体力・運動能力が低下していることは、身体能力の低下が深刻な状況であると推測できます。
代表 伊藤一哉