教育豆知識

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《代表コラム21》子どもの運動離れにどう向き合うか

2020.07.19

前回もお話ししたように、子どもたちの体力は年々低下しています。
実際のデータを見てみましょう。
例えば、
 11歳の男子の”運動能力”を比べると
 ・50メートル走(秒) : 1985年=8.8 / 2014年=8.9(▼0.1)
 ・ソフトボール投げ(メートル) : 1985年=34.0 / 2014年=27.9(▼6.1)
 11歳の男子の”体格”を比べると
 ・身長(センチ) : 1985年=143.2 / 2014年=145.1(△1.9)
 ・体重(キロ) : 1985年=36.5 / 2014年=38.4(△1.9)
 ※11歳女子を比べても、同様に運動能力は低下し、体格は上昇しています。
 (公益財団法人日本レクリエーション協会HPより)
このように体格が向上しているにもかかわらず、体力・運動能力が低下していることは
身体能力の低下が深刻な状況であると推測できます。

「この状況を改善しなくては!」と思いますが
子どもたちはとても素直です。
子どもたちは「やりなさい!」と言われたことは決してやりたがらない。
自分たちが興味を持ったものにしか取り組みません。

では、私たちは何ができるのでしょうか。
それは《環境を創ってあげること》ではないでしょうか。
●外に出る機会を増やす
●自然探索をする(山登り、川遊びなど)
●一緒にスポーツを楽しむ
●ゲームをする場合も体を動かせるものを用意する
など一緒に時間を共有してあげて
子どもたちが運動に対して前向きになる環境を用意してあげることが求められるのです。

時代の変化を嘆くのではなく、私たちにやれることを
一つ一つ行動していきましょう!

代表 伊藤一哉