今回は《ドッジボールの歴史》を学んでいきましょう!
ルートプラスのカリキュラムの一つでもあるドッジボールは
2チームに分かれて行い、”ボールを投げて相手を当てる”というとてもシンプルなスポーツです。
学校の体育や休み時間でも取り組むことは多いのではないでしょうか。
そんなドッジボールの発祥の地はイギリスと言われていますが
その原形は1900年~1940年ごろのアメリカにあるとされています。
当時は《『デッドボール』と呼ばれ、円形のコートで行っていた》ようです。
攻撃組と防御組とに分かれて、攻撃組が防御組にボールを当て、「デッド」とするゲームだったようです。
当時は防御組に”キャッチは認められず”、飛んでくるボールから”身をかわすだけ”でした。
日本には明治42年に、可児徳氏、坪井玄道氏により《『円形デッドボール』》という名前で紹介されました。
そして大正6年、東京女子高等師範学校の永井道明教授により、初めて四角いコートが紹介されました。
しかしこの段階でも内野のボールキャッチは認められていませんでした。
大正15年、欧米留学から帰国した東京師範学校の大谷武一教授により
《ドッジボール(ドッジ=DODGEとは身をかわす意味)》と改名されました。
また、プレイ方法もより積極的にするため内野がボールをキャッチすることを認め
キャッチした者は除外されないルールが採用されました。
以後さまざまな形式のドッジボールが考案され、全国各地でローカルルールも生まれ
子どもから大人まで幅広く親しまれるようになりました。
現在、日本国内のドッジボール愛好者数はおよそ6万人で、海外交流もさかんに行なわれているようです。
私たちが子どものころから親しんでいたドッジボールは
《世界から学び、日本でオリジナルルールが制定》されたんですね。
ドッジボールの”ドッジとは身をかわすという意味”ということなのも面白いですね。
ついつい、捕る・投げるというプレーばかりに目が行きがちですが
元々はキャッチすることすら認められてなかったのには驚きです。
ドッジボールの歴史から見ても、《ボールを避ける動作も立派な技の一つ》と言えます。
子どもたちとドッジボールに取り組むうえでも
こういった歴史からルーツを学んで
色々なプレーを認めてあげることが大切ですね。
ドッジボールはボール一つあればいつでも、どこでも取り組めます!
子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごしましょう!
代表 伊藤一哉