2つ目の変なところは、お父さん、お母さんの運動に関する認識不足です。
保護者の方に「運動の習い事をしていますか?」と聞くと、必ずと言っていいほど「スイミングをしている」と返ってきます。
そして、そう回答する保護者の方ほど、スイミングさえしていれば運動能力は伸びると思っています。
実は「運動=スイミング」ではありません。
もちろん、スイミングはとても大切な運動で、私も大好きです。
でも、ここでお話ししたいことはスイミングで身につく力は運動の一部であり、そのほかにもたくさんの要素から運動というものが成り立っていることを認識いただきたいのです。
特にスイミングは陸の上での動きと異なる特殊な能力のため、たとえば球技の能力や、かけっこで足が速くなるという能力は伸びてくれません。
たくさんあるスポーツの中で、たまたまスイミングが子どものやりたいことであり、伸ばしてあげたいことであれば大当たり、ラッキー!で問題ありません。
しかし、運動はスイミングさえやっていればよいというわけではありませんのでご注意ください。
代表 伊藤一哉