子どもの運動能力を伸ばす方法として、私はもっとも大切な要素だと考えているのが「大好きな先生を見つけること」です。
人は、好感を持っている人の言うことを信じます。嫌いだと思って信じることはできないはずです。
スポーツマンとしての挨拶・礼儀が徹底されており、ケガをしない運動指導を行うこと。
また、その中で育まれる仲間との交流や、家族や環境への感謝を伝える指導者は間違いなく尊敬される指導者です。
お父さん、お母さんとして気をつけてほしいのは、そうした先生との考えをすり合わせることです。
尊敬している先生と、尊敬している両親。
子どもたちからすればどちらも正しい存在です。
その2つの存在が違う意見を持っていたら、子どもの多くは混乱してしまいます。
先生に合わせる必要もなければ、親の意見を押し通す必要もありません。
子どもを導いていくのは多くの大人の協力です。
お子さんを中心として、たくさんの意見交換をしてみてください。
私自身は尊敬される先生を目指して、大切なお子様をあずかり指導をさせていただいています。
子どもたちには”競争”ではなく”共創”を、”強制”ではなく”共生”を生み出せる指導者でありたいと思っています。
指導者と親が尊敬される存在であるからこそ、子どもは信じて伸び伸びと成長することができます。
先生と親が同じ方向性を持って子どもの成長を見守れば、体罰や暴言を吐くことなどあり得ません。
私のもとで指導を学んでいる先生たちも、みんな子どもたちに愛されています。
それが私の誇りです。
代表 伊藤一哉