前回のコラムでは球技の種類によって、必要な動きや技術が違うことをお伝えしました。
今回は具体的な例をあげながら、必要な動き方や技術について学んでいきましょう。
まず、ゴール型種目の特徴からみていきましょう!
ゴール型の種目といえば、サッカーやバスケットボールが有名です。
まずはどの種目もボールを操作する力が必要ですね。
特にゴール型の種目では自分でボールを保持している時間があり
ドリブルという技を使ってゴールに向かってボールを運ぶことができます。
このような”ボールの操作を身につければ大丈夫!”かというとそうではありません。
ゴール型の種目では《味方も、相手も、360度様々な方向に位置取りをしています。》
そのため、《ボールを保持しながら周りを見る》こと
《周りを見た後に何をするのかを判断して実行する》ことが必要になります。
ここが子どもたちがつまずく最初の壁かもしれません。
さらに周囲からは仲間の声だけでなく、相手の声、審判の笛など
あらゆる情報が入ってきて、状況を判断するのはとても難しいです。
慣れるのには時間がかかるかもしれませんが
まずは楽しく《技術を向上させ、余裕を持てるようになること》が必要です。
そして、周りの状況に対応できるようになれば素晴らしい力が身についていることでしょう。
なかなかうまくいかずに落ち込んでそうな時は
「繰り返しやっていれば力はついてくるから一緒に頑張ろうね」と励ましてあげてください。
気を付けてほしいことは、外から見るとよく見えるという点です。
プレーしている子どもたちを外から見ていると
「こんな風に動けばいいんだけどな」と感じることはあるかもしれませんが
やっている当人たちは夢中で見えてないことも多々あります。
それは成長の過程では必ず必要なことですから
”アドバイスを求められたら答える”ぐらいの気持ちで優しく見守ってあげましょう♪
代表 伊藤一哉