今回はバスケットボールの歴史を見ていきましょう!
バスケットボールは競技人口が4億人を超え、《全世界で最も競技人口の多いスポーツ》とされています。
「え!サッカーや野球じゃないんですね!」と思うかもしれませんが世界ではかなり人気のスポーツです。
日本でもワールドカップやオリンピックの影響で人気上昇中のスポーツの一つといえます。
バスケットボールとは、5人対5人の2チームが、一つのボールを手で扱い
長方形のコート上の両端に設置された高さ305cm、直径45cmのリング状のバスケットに
ボールを上方から通すこと(ゴール)で得点を競う球技です。
開催される国・地域、年齢や性別によってローカルルールが適用され
身長の高さが優位に密接する競技としても知られています。
そんなバスケットボールは1891年にアメリカ合衆国の国際YMCA体育教師の
”ジェームズ・ネイスミス”によって考案されたスポーツと言われています。
当時、全米各州のYMCAトレーニングスクールでは冬季の屋内における体操中心のプログラムについて
《学生の意欲が低い》として既存のプログラムに対する不満があり
レクリエーション的で競技的要素を含んだプログラムが求められていたようです。
そこで同年秋、体育部主事のL.H.ギューリックは5人の体育指導教官を集めて数回にわたり検討した結果
《新しいスポーツを創り出すほかはない》との結論に達し、バスケットボールが誕生しました。
体育教官であったネイスミスはアメリカンフットボールやサッカー、ラクロスなどの要素を取り入れ
ボールを使用すること、ラフプレーを取り除く必要から
タックルをなくすために”ボールを保持したまま走ってはいけない”ことにしました。
また、ゲーム中の安全性を高めるため競技者間の身体接触を少なくすることを考えました。
これにはネイスミスが少年時代を過ごしたカナダ・オンタリオ州で行われていた
タグ(鬼ごっこ)と的当てを組み合わせた「雄鴨落し(Duck on the Rock(英語版))」という遊びにヒントを得て
《ゴールをプレーヤーの頭上に水平に設置することとした》とされています。
学生の意欲の低下から、満足度を上げるために開発されたスポーツが
今では全世界で一番競技人口の多いスポーツと言うのはとても驚くべきポイントですね。
”室内でできる”ということや”様々なスポーツの要素”を取り入れていることも
「なるほど!」と思うポイントです。
バスケットボールを練習し始めの子どもたちにとっては
技術の習得が簡単ではないものの
シュートが入った時やドリブルが上手にできた時は最高の瞬間だと思います。
歴史を知るとともにバスケットボール特有の動きを覚えて
《バスケットボールの醍醐味》を思う存分味わえるようにしたいですね!
ルートプラスの教室でも苦手な子が興味をもてるような工夫をしています。
子どもたちと一緒に楽しんでいきましょう!
代表 伊藤一哉