教育豆知識

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《代表コラム115》できないこととは、経験したことがないこと

2022.03.27

私は指導者を始めてから、これまで多くの子ども達を指導してきました。
その指導経験や現場で見たものから言えることは
医学的な見地から発達の遅れを指摘される一部のケースを除けば
「何歳だからこれができなければならない」と一概には言えないと思っています。
《今できないことが翌日、翌週には急にできるようになるのが子ども》です。
例えば、3歳児検診の項目にある「片足立ち」がうまくできずに
指導を受けにきた子が、やってみたらすぐにできたこともあります。
今まで経験したことがなかっただけでやってみると意外にできたりするものですね。

何より、《子どもは新しい動きを自分の目で見たり、体験したりして》覚えていきます。
しかし、普段から家の中で親が片足立ちをやってみせる機会は多くないはずです。
経験の少ない動きをできないのは、当たり前のことです。
できないことを心配するよりも、さまざまな動きにチャレンジして「その子がやりたがること」を探しましょう!
マイナスなことに目を向けずに、プラスのことを一緒に探していく。
そんな関わり方が豊かな生活を送るきっかけになるのではないでしょうか。

代表 伊藤一哉