教育豆知識

Scroll

《代表コラム128》バランストレーニングをやってみよう

2022.06.26

どんなスポーツを楽しむにもバランス能力は欠かせません。
そして体を支える筋肉は、あなたが想像する筋トレと違い
さまざまな運動をいろいろな強度で行う際に、《体を支える力》として効果を発揮します。

例えば、長い距離を走っていると”呼吸はそれほど苦しくないのに脚のほうがガクガクになって走れなくなったり”しますよね。
このような現象も、筋力がついてくると、上体が安定するので動作が効率化し、ムダなエネルギーロスも減ってきます。
つまり、体を支える力を身につけるということは、《持続力がアップする》ということです。
また、着地における衝撃に耐えられる力がつき、ケガの可能性を低くします。

このような能力を幼少時代に鍛えるためには、《インナーマッスル》を鍛えることです。
”インナーマッスルには、体の動きを滑らかにし、今持っているパフォーマンスを高める効果があります。”
最近よく耳にするようになった「体幹力」などもこの力です。
こうした力は、幼少時代から遊びの要素として取り組むことが大切です。
1つ、親子で楽しみながら取り組めるエクササイズをご紹介します。

【お尻歩き】
お尻歩きは、家のなかでもできる簡単なエクササイズです。
床にお尻をつき、足を伸ばしてお尻だけで前後に動く動作です。
その際、膝を曲げたり、足の力を使って移動することは禁止です。
腕を振るのはかまいませんが、最初はお尻で移動するのが難しいかもしれません。

コツとしては、片方のお尻を浮かせて移動することです。
「右、左、右、左……」
というように、リズムよくお尻を浮かせることができるようになれば、体は自然と前後に移動することができます。
幼稚園児のお子さんだと、コツさえつかめれば楽しく何度でも繰り返します。
初めは前に後ろに移動するだけでもかなりの体力を使いますから、あまり距離や時間などは気にせずに、遊ばせることから始めてみてください。

バランスを高めて、怪我をしにくく、よりスポーツを楽しめる土台をつくりましょう!

代表 伊藤一哉