運動を経験することで身につく力は大きく「体」と「心」の成長があります。
子どもの発育・発達の特徴として私たちが対象としている年齢は、「ゴールデンエイジ」と呼ばれる一生のなかで唯一の動作の習得に特化した時期です。
ゴールデンエイジとは3際から12歳までの時期で、言い換えれば、幼稚園から小学校にかけての年齢です。
この年齢で、多くの動作や経験をしていることが、一生の運動神経を決めると言っても過言ではありません。
現在、東京大学名誉教授で教育学博士、首都医校校長、全日本ノルディック・ウォーク連盟会長を務める宮下充正氏が、この時期の身長の伸びと「動作の習得」「ねばり強さ」「力強さ」の相関関係をグラフで表しています。(下記写真参照)
このグラフを見てわかるとおり、発達著しいゴールデンエイジには、適切なトレーニングが必要です。
つまり、総合的な運動神経を身につけるために、さまざまな運動を行う必要があるのです!
また、忘れてはいけないのが「心の成長」です。
運動が上達していく過程においては、運動にハマる、相手との競争や仲間との協同、反復練習による習得など、日常生活にはないさまざまなことを経験します。
それぞれに、集中力や忍耐力、集団のなかでの行動、適切な選択など、大人の社会を生き抜くために必要な力が身につきます。
代表 伊藤一哉