さて、いったいいつから運動を始めたらいいのでしょうか。
コラム③でゴールデンエイジという話をしましたが、さまざまな意見があるなか、私は早ければ早いほど良いと考えています。
人間の成長の過程のなかで、発達時期に違いはありますが、子どもには神経系の発達が盛んな時期があります。
一生のうちに一度だけ、そして、生まれてからこの時期までに神経系の95%程度の発達が終わってしまうと言われています。
その時期とは生まれてから第2次性徴(小学校高学年〜高校生ぐらいに起こる大人の体になる時期)までです。
細胞分裂が盛んに起こり、体の発達が著しい時期に神経系の発達はピークを迎えます。
イメージとしては、幼少期に自転車に乗れるようになれば、大人になっても久しぶりでも自転車に乗ることができます。
このような現象が神経系での習得と考えていただければわかりやすいかと思います。
しかし、大人になってからは習得に時間がかかるうえに、すぐに忘れてしまいます。
体に身につくのではなく、頭に記憶として残っているだけで体がついてこない。
これが神経系での習得とそうでない場合の違いです。
ですから、少しでも早く、そして、たくさんのことを体感することが大切なのです!
代表 伊藤一哉